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京都大学 様
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国立大学法人京都大学において、情報基盤の充実及びこれに基づく情報環境の整備等を推進するための全学組織として2005年に設立された情報環境機構。専任の教員からなるIT企画室と職員からなる企画・情報部が一体となり、学内のITサービスに係る企画・設計・運用を担っています。
そんな情報環境機構では、教職員12500名が利用するグループウェアとしてのIBM Notes/Domino(以下、Notes)の刷新を進め、「Garoon」と「kintone」に移行しました。その経緯について、京都大学情報環境機構 IT企画室長 教授 永井 靖浩氏にお話を伺いました。
01.導入前の課題
カスタマイズでブラックボックス化したNotesからの脱却
02.導入の決め手
標準的なクラウドサービス利用でNotesDBの再現が可能な基盤を評価
03.導入の効果
「管理コストが低くなり、本来のグループウェアの使い方ができるようになった」
04.今後の展望
データの利活用を進めるためにもSaaSが不可欠に
05.詳しい使い方
メッセージ・スケジュール・掲示板・kintone連携
――2017年から段階的に教職員用のポータル(教職員グループウェア)として、NotesからGaroonへの移行を行っていらっしゃいます。そもそもの経緯について教えてください。
2005年に職員向けのグループウェアとしてNotesを導入し、2009年には教員向けにまで規模を拡大、12500人ほどいる教職員全員のポータルとして利用してきました。
大学という組織は、現場からいろんな要望が出てくることが多いです。しかし、工数をかけていた割には教員の利用率があがらず、2015年に利用率向上に向けてNotesのプチリニューアルを行いました。その段階で、NotesDBによるカスタマイズが進んでしまっていたことで、改修のためのコストも非常にかかってしまいました。使い勝手を良くするためにできる限り対応してきた結果、維持していくことが大変になってしまっていたのです。
そこで、Notes専任の保守要員も抱えていたものの、年を経るごとに人材確保も困難になっていたため、今回新たな環境への移行を計画しました。
――新たな基盤としてどんな環境を希望していましたか。
利便性の高い標準的な機能が利用可能なクラウドサービスであること、そしてファイル管理やスケジュールなどNotesで利用されてきた機能がきちんと再現できるものを選定基準にあげました。また、学生の認証情報生成を行う利用者管理システムで採用していたシングルサインオンの基盤となるShibboleth認証に、教職員ポータルも移行できることも必須でした。新しいSaaS型のサービス、日本で通用しているサービスをそのまま使うべきだという考えもありました。
――NotesDBで作成されていた独自のアプリを再現するべく、サイボウズのkintoneが生かされているわけですね。
はい。当初の要件からNotesDBで実現していた機能が移行できることがありましたので、そんなNotesの独自のアプリが作れるものとしてkintone、グループウェア機能としてGaroonを組み合わせて使うという応札結果になりました。
――Garoonをどのようにして使っているか教えてください。
教職員ポータルの基盤であるGaroonは、派遣職員も含めた12500名ほどの教職員全員が利用しており、kintoneはおよそ700のアカウントで運用しています。 Garoonで利用しているのは、ファイル管理やスケジュール、施設予約、そして掲示板の機能などNotesで利用率の高かったアプリケーションが中心です。
他にも、Notesにて複雑に構築されていたワークフローも基本的にはGaroonに移行し、一部kintoneと連携して以前同様のフローを実現しています。なお、スペースやメッセージ、電話メモ、ToDOなどGaroonが持っている機能は全て開放しており、自由に利用できるようにしています。
――複数のクラウドサービスをどのように連携させているのでしょうか。
Garoonとkintone、Google Workspaceという各クラウドサービスを活用していますが、全員がアカウントを持っているわけではないため、個人アカウントと共用アカウントをうまく変換させるなど、フルスクラッチでユーザー情報が連携できるように作り込んでいます。例えば、Googleのグループ配信機能を使う場合は、Garoon上の申請フォームから申請してもらい、その情報をGoogleのグループに配信したり、kintone上で管理している二次グループの管理簿アプリに配信したりといったことを行っています。
――NotesからGaroonに移行したことで、得られている効果はどんな点でしょうか。
クラウド環境に移行したことでサーバのメンテナンスについては不要になりましたし、Notesのために2名ほど抱えていた開発者を1名体制に切り替えることができたのは効果の1つと言えます。また日常の運用については、ブラックボックスだったNotes環境から脱却したことでだいぶクリアになりました。権限の整理などは移行時に苦労したものの、Garoonへ移行したことで運用負荷が軽減できた点は大きな効果だと考えています。
そして、BCPの観点でも効果がありました。以前は事業継続に関しては、BCP環境として遠隔地にバックアップを持つぐらいでしたが、SaaSに移行したことで安心感が得られています。大学独自でBCP環境を構築するとなると相当なコストがかかりますが、最小限の費用でBCP環境が整備できたことも効果として見ています。
――利用者からの反応はいかがでしょうか。
Notesと比べてグループウェアの利用率が向上していると考えています。今では事務職員が教員のスケジュールを登録するなど、スケジュールそのものをオープンな形で運用しており、本来のグループウェア的な使い方になってきていると思います。また、これまで情報セキュリティの観点からメールへの情報添付を避けるように啓蒙活動を続けてきましたが、ファイルをGaroonでやり取りすることで、メールに添付ファイルを使用することが徐々に少なくなっていると思います。現在の環境が整備できたおかげで、メールリテラシの向上にもつながっているはずです。
――他に、カスタマイズをされて工夫されている点はありますか。
掲示板の情報に関しては、全学向けのお知らせと部局内限定の情報が混在しているため、自分宛てのお知らせだけをうまくゾーニングして表示するようにしています。また、掲示板のフォルダ構成も、全学向けのお知らせを掲示する総合掲示板と、情報環境機構や企画・情報部など各組織のフォルダをルート直下に配置し、切り分けて選択できるようにしています。研究科と研究所など複数の組織を兼務している人は、人事上の所属組織だけでなく双方の組織の情報にうまくアクセスできるようにしなければならず、複数所属設定を可能にするなど、使い勝手を高めるような工夫を施しています。
文言表現や更新日の出方といった細かな要望は寄せられることもありますが、細かな要望に対応してしまうと以前のNotes同様に複雑になり、運用コストも膨れ上がる。実はどの大学でもみんな同じ課題を持っているのが実態ですが、カスタマイズする方がデメリットは大きい。汎用的なSaaSなので頑張って使ってくださいと内心思っています(笑)。
――今後どんな点を改善していきたいと考えていますか。
教職員用ポータルについては、まだ教員の利用率が十分とは言えませんが、SaaSに切り替えられたことだけでも大きな一歩です。実際には、学内ホームページ上にある掲示板的な機能で情報確認したいという多くの教員の要望を叶えているのですが、どうしても学内共通の認証基盤を利用することがネックとなり、Garoonの掲示板への移行はそれほどすすんでいないようです。それでも、当初よりも教職員用のポータルにアクセスいただけるようになってきているため、さらに利用しやすい環境を整備して、利用率を向上させていきたいですね。
――SaaSやPaaSというプラットフォームに関して、今後どのようにお考えでしょうか。
正直に言えば、もうオンプレミスで独自の環境で運用する時代ではないと考えています。自治体が進めているパッケージの標準化同様、大学でも同じようなことを進めていくべきです。法人化の流れのなかで大学ごとに業務システムが個別に構築されてしまったために、データやシステムの互換性が悪くなり、データの利活用が進まないのが問題になっています。
それを解消するための1つの方法が、SaaSやPaaSを使っていくことではないでしょうか。アカデミックな機関向けの共通ガイドラインのようなものがあればベストですが、現実的な解はクラウドを利用してデータやシステムの互換性を高めていくこと。国にはそんな旗振りをして欲しいと思いますし、その動きに京都大学は貢献していきたい。他の大学の皆さんもぜひご協力いただければと思っています。
「メッセージ」で大容量ファイルをセキュアに共有
認証基盤を通過した人しかファイルにアクセスできないセキュアな運用が可能に
――Garoonには便利な機能がたくさん備わっています。他に日常で役立っている機能はありますか。
個人的にメッセージ機能は割と使っています。以前はNotes上で大容量ファイルを受け渡しする仕組みを個別に作っていましたが、その代替え手段として役立っています。メールへのファイル添付を避けるためで、メッセージにてファイルを相手に送っておき、そのメッセージのURLをメール内に張り付けて送るといったやり方です。Garoonであれば認証基盤を通過した人しかアクセスできないセキュアな運用ができています。
Googleカレンダーと「スケジュール」を連携
スケジュール連携ソフト「PIMSYNC」で同期を実現
――利用率を上げるために、工夫された点はございますか?
GaroonのスケジュールとGoogleカレンダーを同期させ、どちらにも予定を反映させるといった環境を整備することで、普段使っている環境でも教職員用のポータルが利用できるようにしました。フルスクラッチで開発したのではなく、セゾン情報システムズのスケジュール連携ソフト「PIMSYNC」を使うことで、容易に連携ができました。
NotesDBからkintoneに移行 Garoonとも連携
ユーザー名簿や職員録、契約実績検索システム、大型設備検索システムなどをkintoneで実装。
――kintoneについては、どんなアプリを構築していますか。
NotesDBで構築されていたアプリケーションを移行しており、ユーザー名簿や職員録、契約実績検索システム、大型設備検索システムなど8つほどがアプリとして実装されています。ユーザー名簿は、Garoon上からユーザー名簿のリンクをクリックするとkintoneのアプリが開くような連携が行われており、DBの参照先としてkintoneを活用している一例です。また、Garoonの組織機能とGoogleのグループ配信機能を併せて利用できるよう、二次グループと呼ばれるグループ情報の管理を行うアプリをkintoneに実装しています。
メッセージ
他システム連携
掲示板
取材日 2020/10/5
京都大学
導入パートナー企業
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